格安SIMの基本
格安SIMとは、MVNO(仮想移動体通信事業者)という、auやソフトバンク等の大手キャリア以外の事業者が提供しているサービスです。
データ通信量がプランごとに分かれていて、プランによっては大手キャリアで契約するよりも、携帯電話料金を節約することが可能です。
格安SIMのメリット・デメリット
格安SIMには次のようなメリット・デメリットがあります。
◇大手キャリアより料金が安い
大手キャリアは設備等で多くのコストがかかることから、携帯電話料金にそのコストが加味されてしまいどうしても高くなってしまいます。MVNOの格安SIMの場合は、大手キャリアのようなコストがかからないため、携帯電話料金が安く済みます。
◇柔軟な契約方法
大手キャリアの場合は、1年や2年といった年間の契約がありその期間内に解約をすると違約金を取られるといった縛りがあります。MVNOの場合は、縛りがないか短期間の縛りのためユーザーの状況に合わせた柔軟な契約変更が可能です。
◇追加でオプション料金がかかる
携帯電話料金が安く済みますが、月のデータ通信料が少なく、また大手キャリアのように通話し放題のオプションが付いていない場合もあります。
通話し放題のプランのオプションを追加する、もしくは動画視聴等のデータを多く消費する使用のために月のデータ容量が大きいプランに申し込んだ場合は大手キャリアとそれほど金額に違いがないことも。
◇端末を自分で用意する必要がある
格安SIMとそれが使える端末をセットで契約する場合は問題ありませんが、格安SIMのみを契約する場合はそれが使える端末を自分で用意しなければなりません。
◇年齢認証の解除ができない
MVNOによってはLINEの年齢制限を解除ができないため、ID検索といったLINEの機能に制限があります。
◇大手キャリアのサービスが利用できない
大手キャリアがユーザー向けに提供しているサービスやキャリアのメールサービスの利用ができません。
メールを使いたい場合はGmailやその他のWebメールを使用します。
格安SIMの契約方法
現在は、ビックカメラやヨドバシカメラといった大型家電量販店でも、専用の窓口を設けて格安SIMを扱っています。また、楽天やUQのように格安SIMサービスの店舗を設けているケースも少なくありません。かつては、ほとんどがインターネットでしか扱われていなかった格安SIMも、急速な普及に伴い契約が楽になりました。
音声通話ができるSIMとデータ通信専用のSIMがあるため、選び方としては、普段の使用に合わせたSIMを選ぶのが重要です。データ通信専用のSIMの場合は、データ通信専用のため通常では音声通話ができませんが、スカイプ等のアプリを使うことで通話が可能になります。以上のように格安SIMは、料金が安い代わりに一長一短ありますのでしっかり検討したうえで選ぶべきでしょう。