新宿駅以外は住宅街が多い新宿区
新宿区は東京23区の中央に位置します。
昭和22年に四谷区、牛込区淀橋区の3つの区が統合し新宿区が生まれました。
江戸時代にこの地域に甲州街道の新たな宿場・内藤新宿が設けられたことから新宿区と名付けられたそうです。
新宿区はとても賑わいのある町で、特に人々が集まってくるのが新宿駅周辺です。
新宿駅は一日の利用者数が300万人を超えており、世界一利用者の多い駅としてギネスブックにも記録されています。
新宿駅の周辺は百貨店や大型家電店、映画館、ショッピングモール、飲食店など商業施設が建ち並び昼夜を問わず賑わっています。
新宿駅西口は都庁など高層ビルが立ち並ぶビジネスの街として繁栄しており、南口は新宿サザンテラスや、タカシマヤタイムズスクエアといった複合商業施設が大人気です。
繁華街のイメージが強い新宿区ですが、新宿駅周辺から離れると住宅街が多く、総人口は約34万3,000人が暮らす住みやすい町です。
都会の中心地として交通アクセスが良好で、JR東日本、京王電鉄、小田急電鉄、西武鉄道、東京メトロ、都営地下鉄などが乗り入れ、通勤や通学など都内のどこへでも手軽に移動できるのが魅力です。
新宿御苑や新宿中央公園などの公園もあり、緑にも恵まれています。
高台の牛込周辺は武蔵野台地を指す、本来の意味での山の手であり、静かな住宅街となっています。
早稲田大学や東京理科大学など学校も多く、学生にも人気の街です。
住宅地の犯罪率は低く暮らしやすい街
2018年に新宿区で発生した犯罪件数は、東京23区で2番目に多い6,973件でした。
犯罪で最も多かったのが自転車の盗難の1,565件、次いで万引きの1,153件、詐欺の367件、暴行の369件、傷害の211件、すりの198件と続きました。
新宿や歌舞伎町などの繁華街で犯罪が多く発生していますが、住宅地での犯罪発生率は低く、比較的安全です。
繁華街でのトラブルや自転車の盗難などに十分気をつけていれば、新宿区は住みやすい町といえそうです。
高田馬場や西早稲田など学生街が人気の新宿区
新宿区の賃貸物件で人気の駅は、JR山手線、東京メトロ東西線、西武新宿線が乗り入れる高田馬場駅です。
また、高田馬場駅と早稲田駅の間に位置する西早稲田駅、新宿駅にも近い四谷三丁目駅、飲食店街でグルメが楽しめる神楽坂駅もに人気です。
高田馬場駅エリアの賃貸物件の家賃相場はワンルーム8万円弱～1LDK15万円強となっています。
西早稲田駅はワンルーム8万強～1LDK16万円強です。
四谷三丁目駅は、ワンルーム13万半ば～1LDKが16万円弱と家賃相場は高め。
神楽坂駅はワンルーム9万円弱～1LDKが15万円半ばが相場となっています。
新宿区は東京23区のなかでも家賃相場は高めですが、学生街は学生向け物件が多いので家賃設定は低めです。