バッグひとつで手軽にひとり暮らしができる家具付き賃貸。ベッドやソファ、冷蔵庫など、必要な家電を揃える必要がないため、急な引っ越しが必要な人にも人気の物件です。
最近では多様なニーズに応えられるよう、アパートやマンションはもちろん、一戸建てなどにも家具付き賃貸がありますが、どのような物件を選ぶと良いのでしょうか。
生活スタイルに合わせて選ぶ
家具付き賃貸は、主に単身者や学生をターゲットにつくられていることが多いです。
単身赴任や転勤を目的にするなら、法人契約ができる家具付きマンションがおすすめ。ビジネス街の近くや駅前に建てられていることも多く、通勤に便利です。
一方、学生に特化した家具付き物件もあります。学生マンションとも呼ばれ、学校の徒歩圏内にあり通学に便利なほか、学生しか入居できないようになっているため、周りに気兼ねなく学生生活を過ごせます。
学業に専念できるよう、食事提供やセキュリティ対策、オペレーターによる健康相談などのサービスが充実している学生マンションもあります。
立地条件で選ぶ
家具付き賃貸は、駅近や繁華街の近くなどのにぎわった場所から人口の少ない田舎町まで、さまざまな立地で増えてきています。
家賃が気になるのはもちろんですが、あまりに安いところだと生活に不便な立地であることが多いです。家具付き賃貸を選ぶなら、まずは希望の立地から探すようにしましょう。住みたい地域の家賃相場と比較して、見合っているかをチェックします。
家具付き賃貸の種類
家具付きマンション
マンションの一室に、あらかじめベッドやソファなどの家具や冷蔵庫・テレビ、洗濯機などの生活家電が備え付けられている物件です。調理器具や食器なども揃っているため長期滞在がしやすく、ウィークリーやマンスリーなどの契約形態のマンションの多くがこの家具付きタイプとなっています。
家具付き一戸建て
家具付き一戸建てには、大きく分けて新築と中古の2種類があります。新築の場合、モデルハウスとして使用されていた建売物件である場合が多く、部屋の内装に合わせてコーディネートされたものが多いです。
中古の場合は、前の住民が使用していた家具や家電がそのままの状態で残っています。アメリカやヨーロッパなどでは一般的に見られますが、日本では珍しいタイプです。